自然遺産
| 名称 | 所在地 | 説明 |
| Yakushima (屋久島) | 鹿児島県 | 世界遺産(1993年登録)。樹齢数千年の屋久杉、海岸から山岳までの垂直的な植生分布、独自の生態系で知られる。 |
文化遺産
| 名称 | 所在地 | 説明 |
| Sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution: Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining(明治日本の産業革命遺産) | 主に九州各地(長崎、熊本、鹿児島)と山口 | 2015年登録。八幡製鉄所、端島炭坑(軍艦島)、三池炭鉱、反射炉、造船関連施設など。日本の急速な近代化と西洋技術導入を示す産業遺産群。 |
| Sacred Island of Okinoshima and Associated Sites in the Munakata Region(「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群) | 福岡県 | 2017年登録。沖ノ島の祭祀遺跡と宗像大社関連遺産。航海安全を祈る儀式の場であり、大陸との交流を示す考古学的資料も豊富。 |
| Hidden Christian Sites in the Nagasaki Region(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産) | 長崎県・熊本県 | 2018年登録。島原の乱後の厳しい禁教期を生き抜いた潜伏キリシタンの信仰の証。大浦天主堂、原城跡、天草や五島列島の集落など。日本における独自の信仰形態の発展を示す。 |
世界遺産とはユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が、文化や歴史を残す景観や自然環境を、普遍的な価値を持つ物件として保護を指定したものです。
現在ユネスコには、191もの国が参加・加盟しており、世界中には1000を超える世界遺産が登録されています。
始まりはエジプトのダム建設
世界遺産が始まったのは1960年代のことです。
エジプト・ナイル川の氾濫を抑制すべく、アスワン・ハイ・ダムを建設する話が持ち上がりました。
ですがその後、ダムが建設されることで、古代エジプト文明の遺跡であるヌビア遺跡が川の底に沈むことが分かったのです。
遺跡を移築するためにプロジェクトが立ち上がり、結果救うことに成功しました。
このプロジェクトがきっかけとなりユネスコが発足され、史跡や文化を伝える建築物や自然環境を後世に残し、文化的な多様性等を伝えるのを目的とした保護活動を現在まで行っています。
人類の文化の多様性や、自然の神秘を知ることが出来るのが世界遺産の魅力なのです
①文化遺産
顕著な普遍的価値を有する、記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など
例)インドのタージ・マハル、ドイツ連邦共和国のケルン大聖堂など
②自然遺産
顕著な普遍的価値を有する、地形や地質、生態系、絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地など
例)タンザニア連合共和国のキリマンジャロ国立公園、アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園など
③複合遺産
文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えているもの
例)ギリシア共和国のメテオラ、グアテマラ共和国のティカル国立公園など
