[EnglishMonger 英語屋さん]
オモシロ英語雑学 映画で英語を勉強したい、という人も多いでしょう。 私もそうでした。どの映画が勉強に良いかなぁと考えて、Back to the Future「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を選びたいと思います。非常に脚本が楽しくて、楽しく勉強できます。
1 洋画で楽しく勉強を
洋画全般に言えることですが、英語自体は、実は、そう簡単にリスニングはできるレベルではありません。受験のリスニング問題の勉強だけでは、会話だらけで、英語表現にもスピードにも慣れてないので、難しいものです。
ですから、耳だけではなくて、目で勉強すると良いのではないかと思います。つまり、映画の英語の勉強は、その脚本を使って勉強するといいと思います。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は喜劇ですが、この映画が「笑える」映画として日本で人気があるのは、笑わせ部分が「言葉遊び」的なのもあるのですが、それ以外で、日本人にも分かる、笑わせ部分が多いからだと思います。タイムマシーンギャグ、というか、この映画が初めて出したのではないでしょうか?
理解するのに1985年と1955年の文化の知識が要る部分もあります。
そこを紹介します。ネタバレになるので、見た人だけ以下進んでください。なんか、笑ったなぁ、と覚えているところです。
2 笑えるシーン・「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
1 Marty McFly: So you're my Uncle Joey. Better get used to these bars, kid. 「で、君がジョーイ叔父さんね。今から檻になれとかないと」 ベビーサークルにいる、赤ん坊のジョーイ叔父さんに。get used to という「〜に慣れる」という熟語が出ています。見た当時には、伏線なんて言葉は、無かった、あったとしても、一部の人だけ使っていた、と思うんですが、「そこが、ここに来たか」と今で言う伏線回収に笑いました。 2 Marty McFly: Calvin? Wh... Why do you keep calling me Calvin? Lorraine Baines: Well, that is your name, isn't it? Calvin Klein? It's written all over your underwear. 「カルビン?、ど、どうして、僕がカルビン?」 「それが名前でしょ? カルビン・クラインって? パンツ中に書いてあるわ」 55年にはなかったんだ、と。そのブランドの歴史は知らないけど、思えて笑える、というシーン。underwear というのが「パンツ」。 3 Dr. Emmett Brown: Ronald Reagan? The actor? Dr. Emmett Brown: Then who's vice president? Jerry Lewis? 「ロナルド・レーガンって、あの俳優の?」 「じゃあ、副大統領は、ジェリー・ルイスか?」 85年当時の大統領レーガンは俳優。未来は俳優が大統領になる、馬鹿なアメリカか、で、ジェリー・ルイス、って喜劇俳優を出して、馬鹿な未来に当て擦り。 4 Marvin Berry: Chuck! Chuck, it's Marvin. Your cousin, Marvin Berry. You know that new sound you're looking for? Well, listen to this! 「チャック、チャック、従兄弟のマーヴィン・ベリーだ。新しいサウンドを探していたよな、ほら、これを聞けや」 チャック・ベリーはロックの元祖という知識が要る。じゃあ誰が、最初に作ったんだ、というパラドックスは突っ込まないことに。 5 Marty McFly: Whoa. This is heavy. Dr. Emmett Brown: There's that word again. "Heavy." Why are things so heavy in the future? Is there a problem with the Earth's gravitational pull? 「こりゃ、ヘビーだ」 「また、それを言ったな。ヘビーって。未来では物質が重くなっているのか? 地球の重力がおかしくなったとか」 Heavy というのを ヤバい、 みたいな意味で、主人公の口癖になっているのを、ドックのツッコミ。若者言葉分からないオヤジ達の戸惑いの、SFパターンに変えている。
3 他にも
tab 「勘定書」と「飲料水の名前」。Tab は今日本に売っているかなぁ?
Pepsi free 糖分無しジュースの free はこの映画発表の前くらいに現れてブームになる。
Anybody home? 「だれかいるのか?」という意味。「家に誰もいない」→「脳の中に何もいない」→「馬鹿」、という流れ。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の一場面をアップして、少し解説をしています。ここをクリックして飛んで下さい。→ここです。
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