[EnglishMonger 英語屋さん]

2022年の東大の問題を解答解説してみました。私は元高校の英語先生ですが、まぁ、難しい。他の過去問もずっと赤本で解いてみてますので、そう言えると思います。しかし、英語の筆記試験としては、最高の問題だと思っています。

1 解説のページへ

入試問題や具体的な解説は別のページに書いてあります。ここは、入試問題の感想を書いています。クリックして飛んで下さい。 ここをクリックして下さい。

2 東大英語問題を褒める

先に謝っておきますが、一問だけどうしても分からない問題があります。誰かご教授願えたら、と思っています。どれかは解説のページに書いています。

東大の入試問題を最高だと考えるのは、二つ。

凄いその1 英語のレベルについて

受験英語と思われている範囲を超えない。それでいて、最高に難しいのです。

範囲を越えていないというのは、単語と文法の部分の範囲です。英文の問題を難しくするのは、単語を難しいのを使えば、簡単に難しくなります。京大の問題もそうだし、あの早稲田の理工の悪名高いのも、そういうことです。

東大は、まぁ、高校生の習う範囲内だと思うものです。まぁ、文法問題は、参考書の、隅っこの、こんなとこにあるのか!、という小さい部分を攻めてくる感じはしますが、それでも、受験参考書にあれば、文句をつけることができません。

凄いその2  思考力について

今流行の思考力を聞きましょう問題、をずっと昔からやっています。早くから「思考力」が必要な問題にしている。頭を絞って考えないといけない。受験の小手先ワザとか通用しない。

その2に関しては、受験のテクニックで言うと、「どこかを訳せば答えるになる」的な解答テクニックが通用しないところです。現代文の問題のような感じがします。受験生には、語彙力、文法力は当然で、それを越えて、説明文では「論理力」、小説では「読解力」を身につけてから、試験に来なさい、という壁の高さを感じます。

この「その2」が凄いのです。高校の英語の先生でも、かなり、ハード。なぜなら、英語の先生は、文法とか読解の方法はお手のものですが、現代文のような「読みの力」は修行外の「力」だからです。私も例外ではありません。

例えば、「論理的な文では最初の文がトピック・センテンスだ」なんて小手先ワザは通用しません。むしろ、それを使わせないようにしている感があります。

この問題を作る大学の先生、それを説く受験生、それに加えて、それを軽く解説をする赤本の筆者、をリスペクトします。特に受験生には、あれを6割正解しないと合格できないようなので、その頭脳の凄さには、感服します。

3 東大受験生の皆さんへ

あっ、でも、過去も現在も東大受験生の皆さん、このHPはそんな受験英語からズレたところで遊んでいるものなんですが、たまには受験英語のど真ん中に解説剛速球を投げてみたいと思います。

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