オモシロ英語雑学 アメリカの一コマ漫画の The Far Side の紹介です。超人気の漫画で、英語の短い文が付いていて、英語の勉強になります。英語学習者の中でも、知らない人が多いでしょうから、紹介します。

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The Far Side とは

今は復活していますが、昔の人気一コマ漫画です。狂気に溢れる漫画は見る人の頭脳を刺激します。

Wikpediaの説明冒頭の英文を訳して、紹介します。

The Far Side は Gary Larson 創作の一コママンガである。Chronicle Features とthen Universal Press Syndicate により、1979年12月31日から1995年1月1日(Larsonの引退日)まで、シンジケート(複数紙)配給された。

そのシュールな笑いは、不快な社会状況、有り得ない出来事、擬人化された世界像、論理の誤謬、差し迫る不気味な災害、諺への言及(よく捻っている)、人生の意味への探求を基にして生まれる。Larson がマンガで動物や自然を頻繁に使用するのは、一般に、彼の生物学的背景のためであると考えられている。

The Far Side は最終的には、1900紙の日刊紙に載り、17カ国語に翻訳され、カレンダーや、グリーティングカード、23冊のアンソロジーに使われおり、今でも多くの新聞で再掲載されている。

25年の活動停止の後、Larson はオフィシャルサイトを通じて、新しい The Far Side を描き始めた。

ホームページもあります。THE FAR SIDE® ここをクリックして下さい。一日一つ漫画をアップしています。新作を発表するページもあります。

漫画を解説するのも、芸がありませんが、皆さんの興味関心を引くために少し書きます。

解説

解説その1

大洋の中、板一枚でなんとか生き延びている遭難者が、やっとで、島を見つけたという図。小さな島には椰子の木一本と犬一匹。そして、注意書き。それには

BE AWARE OF DOG

と書いてある。日本語で言えば「猛犬注意」。

この The Far Side でも、よく出てくる「猛犬」がテーマ。普通は郵便配達人が襲われている。犬が襲う、という文化的要素がバックグランドにあるのです。

助かったのに……という皮肉です。

解説その2

Anthropologists! Anthropologist!

とキャプションには書かれています。

「文化人類学者が来たぞ!」みたいな意味です。

The Far Side では科学者研究者が、学問馬鹿みたいな感じでコケにされます。

ここでは、未開人というふりをしなければならないから、電化製品を隠せ、という意味です。

おかしいけど、文明人の、知識人の愚かさ・驕りを批判している、という図になっています。

解説その3

“Oh my God! It’s from Connie! She’s written me a ‘John deer’ letter!”

動物の擬人化、言葉のひねり、というThe Far Side お得意の世界です。特に、この言葉のひねりが私達の英語の勉強になります。分かると嬉しい。

Dear John Letter

という表現を知っているかどうかにかかっています。「絶交の手紙・女性から男性に別れを伝える手紙」という意味です。dear と deer が pun になっています。John deer と位置が反対になっているのは、John Deere という会社があるためか、または、ただ、動物の馬鹿さ加減を出しているか、だと思います。

解説その4

こういう、残酷な、子供が見たら悲鳴を上げそうな、無惨な漫画もまります。

最後に

The Far Side で検索したら、沢山の画像がありますので、おそらく、面白いモノから出てくるので、見てみてください。気に入れば、漫画集を買うのも良いでしょう。この漫画集 The Far Side Gallery (vol.1-5)は私の英語勉強の教科書でした。笑いのコアが分からなければ、調べました。100個に1,2個は、なぜ、笑い?というのもありますが、まぁ、大体理解できています。

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