🌾 穀物類
イネ(米)
草姿:株立ち、細長い葉
田んぼ:水を張った水田で栽培(畑米もあるが稀)
穂:垂れ下がる、黄金色に熟す
時期:夏〜秋に緑→黄金色に変化
ムギ(麦)
小麦:
草姿:直立、細い葉
穂:短い芒(のぎ)あり
時期:5〜6月黄金色に(水田の裏作として多い)
小麦畑は秋に種をまき、冬を越して春から初夏にかけて成長し、初夏に収穫を迎えるのが一般的な1年間です。秋にまいた種は冬の寒さの中でじっくりと根を張り、春の訪れとともにぐんぐん成長して、5月〜6月頃に黄金色の穂をつけます。収穫後、次の種をまく11月頃までは、畑は休耕期間となります。

大麦:
穂:芒が長く、穂がより密
六条大麦(ビール・麦茶)、二条大麦(麦ごはん)
大麦の一年間の流れ
9月~11月:種まき
地域によって適期が異なり、北海道などの寒い地域では9月頃、関東や西日本では11月頃に種をまきます。
種をまいてから5~6日で発芽します。
12月~2月:冬越しと麦踏み
冬の間はゆっくりと成長します。
1月~2月頃の厳寒期に霜害を防ぎ、根を張らせるために「麦踏み」を行います。
4月:出穂
春になり、大麦が穂を出し始めます。穂が出て5~6日で開花します。
5月:登熟
穂が黄金色に色づき始めます。
6月:収穫
梅雨期と重なるため、天候を見ながら収穫作業を行います。
梅雨に雨に当たると品質が落ちるため、適期に収穫することが重要です

福岡県は、小麦と大麦の両方の主要な生産地であり、特に小麦の生産量は全国で2位、大麦の生産量は3位となっています。そのため、「福岡県は、小麦と大麦、両方の生産が多い」というのが正確です。
小麦
生産量: 全国2位です。
主要な生産地: 筑後川流域に広がる平坦部を中心に栽培されており、特にうきは市は伝統的な生産地です。
用途: 麺類(そうめん、うどん、ラーメンなど)の原料として利用されています。
大麦
生産量: 全国3位です。
主要な生産地: みやま市などが代表的な産地です。
用途: ビール用や麦茶用、食用など、様々な用途の大麦が栽培されています。


🥔 根菜類
ジャガイモ
草姿:草丈30〜50cm、丸い葉
花:白または薄紫色(品種による)
収穫目安:地上部が枯れ始めた頃
特徴:畝を作って栽培されることが多い



サツマイモ
草姿:つる性、地面を這う
葉:ハート形や掌状
花:ピンク色の朝顔に似た花(日本では稀)
特徴:畝が高く盛られている


ダイコン
草姿:ロゼット状(地面に広がる)
葉:大きく切れ込みあり、濃緑色で毛深い
地上部:根の上部が地面から見える(白い部分)
品種:春大根(葉が柔らかい)、冬大根(葉が硬い)


ニンジン
葉:細かく切れ込んだ繊細な葉
特徴:葉に独特の香り(揉むとわかる)

🥬 葉菜類
キャベツ
草姿:ロゼット状から丸く結球
葉:厚くて滑らか、ワックス層あり
色:外葉は濃緑、内側は黄緑〜白

ハクサイ
草姿:縦長に結球
葉:キャベツより薄くしわあり
特徴:秋〜冬に畑で大きな結球姿

レタス
種類別:
玉レタス:キャベツ似だが葉が薄く柔らかい
リーフレタス:結球せず葉が広がる
サラダ菜:小型で丸みのある葉

ホウレンソウ
草姿:地面に放射状に広がる
葉:矢尻形、濃緑で厚みあり
根:赤みを帯びたピンク色(品種による)

🌽 果菜類
トマト
草姿:支柱に誘引、茎が細く毛あり
葉:独特の強い香り、切れ込みあり
実:青→緑→赤の変化(品種により黄・橙も)
特徴:ビニールハウス栽培が多い

ナス
花:薄紫色の星形、中心が黄色
実:光沢ある紫、長卵形(品種多様)
葉:大型で毛あり、葉脈が目立つ


キュウリ
草姿:つる性、ネットや支柱で立体栽培
葉:掌状で大きく、荒い毛あり
花:黄色い5弁花
実:イボイボあり(最近は少ない品種も)


カボチャ
草姿:つるが広く這う(1株で数メートル)
葉:大型で丸み、白い斑点模様あり
花:大型の黄色いトランペット状
特徴:畑の端で栽培されることが多い

🌱 豆類
ダイズ(大豆)
草姿:草丈50〜80cm、直立
葉:3小葉、毛が密生
さや:茶色く枯れた状態で収穫
時期:秋に茶色く枯れる姿が特徴


エダマメ
正体:未熟な大豆
見分け:緑色のさやが鈴なり、葉が青々

サヤインゲン
草姿:
つるあり種:支柱に巻きつく
つるなし種:低い株立ち
花:白または薄紫色
さや:細長い剣状
🌿 その他主要作物


タマネギ
草姿:ネギに似た細長い葉
特徴:葉が倒伏した頃が収穫時期
収穫後:畑で干される(編み込まれる)


ネギ
白ネギ(関東):土寄せして白い部分を長く
青ネギ(関西):全体的に緑色
特徴:列に並んでまっすぐ生育


イチゴ
栽培方法:高設栽培(棚)、土耕栽培
姿:地面近くに小さな株、三つ葉のクローバー似の葉
特徴:ビニールトンネルやハウス内が多い
ブドウ

柿

梅

📋 見分けのポイント体系化
5つの観察ポイント
草姿:直立/這う/つる性/ロゼット状
葉の特徴:形・毛・香り・厚さ
花の特徴:色・形・咲き方
実/根の状態:地上/地下、色・形
栽培方法:畝/支柱/ハウス/水田
季節による変化
春:新芽、開花(ジャガイモ、エンドウ)
夏:繁茂、結実(トマト、キュウリ、ナス)
秋:結球、根の肥大(ダイコン、ハクサイ)
冬:越冬状態(麦類、タマネギ苗)
地域による特徴
北海道:ジャガイモ、小麦、甜菜、豆類
東北:米、リンゴ、サクランボ
九州:早期米、サツマイモ、茶
高冷地:レタス、キャベツ、ハクサイ
🌟 観察のコツ
畑のレイアウト:
列に並んでいる:ネギ、タマネギ、トウモロコシ
畝を作っている:サツマイモ、ジャガイモ、ダイコン
ネット張り:キュウリ、インゲン、エンドウ
訪れる時期:
早朝:花の観察に最適(多くの野菜の花は午前中のみ)
収穫期:特徴が最も明確になる
許可とマナー:
私有地では無断立ち入り禁止
路上から観察する
収穫体験農園を利用する
作物の見分けは、葉・花・実・栽培方法・季節を総合的に観察することが大切です。同じ科の作物(例:ナス科のトマト・ナス・ジャガイモ)は花や葉の形に共通点があります。地域の直売所や収穫体験と組み合わせると、より実践的な知識が身につきます
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